【ローテ】もしもシングル流用でローテをやるなら~ローテでの注意ポケモン一覧付き~【5世代】
こんにちは。タイムラインでシングルプレイヤーの方がローテに興味あるという事を見かけたので、実際に考えてみました。
今回の流用の条件は「個体配分はそのまま、技の変更あり」で考えました。
また、今回配分は記載いたしません。その理由としては、どのような配分の個体を流用していただいても基本的には問題ない事が一点、そして重要な事ですが、配分の個体を持ってない事で躊躇いが発生するのを抑える事がもう一点となっております。
シングルプレイヤーの皆様に気軽にローテーションバトルをしていただけるようになると幸いです。
それではどうぞ。
・ラティオス@眼鏡
龍星群 龍の波動 サイコキネシス 選択技
選択技の候補:トリック 波乗り 雷 草結びなど
・ガブリアス@スカーフ ※鮫肌だと良い
地震 逆鱗 ドラゴンクロー ダブルチョップ
・クレセリア@オボン
サイコキネシス トリックルーム 日本晴れ 月の光or壁
・ヒードラン@残飯
火炎放射 身代わり 守る 大地の力
・ハッサム@珠
バレットパンチ 電光石火 虫食い 剣の舞
・キノガッサ@襷 ※特性はテクニシャンが強く推奨される
マッハパンチ タネマシンガン きのこのほうし ローキックor剣の舞
この構築の大まかな流れとしては
①こだわりドラゴン達で削ってから剣舞先制技で勝つ
②周りのポケモンで削り切ってから早い二匹のドラゴン達で締める
この二つをメインの勝ち筋として組み上げた。
ローテでは無駄に捻った構成は技選択の際に勝ち筋の有無が曖昧になるため、
シンプルにまとめ上げた構築がわかりやすく、勝ちやすい。
今回意識するべきはクレセリアおよびヒードランの扱いについてである。
この二匹の採用理由は「相手の勝ち筋の阻害、もしくは自分の負け筋の軽減」
である。
ヒードランの採用のメインは「相手の鋼に対する打点であり、かつ相手の鋼の打点を受け止める」
ところにある。つまるところ、相手の珠ハッサムや、ナットレイすごく怖いよねという事である。
先の二匹からの攻撃に対し身代わりを残す事が出来、その状態で炎技を打ち込む事で相手を消耗させることが可能なため、このパーティーの勝ち筋の創出にも一役買っている。また、守るは追い風、トリックルームのターン数を消耗し、かつ自身の体力回復のシナジーがあるために採用。
クレセリアの採用のメインは「相手のギミックに対するカード」である。
つまり、日本晴れで相手の天候を奪うこと、
トリックルームで相手の追い風を実質無効にしたり、トリル状態を解除することが彼女の仕事なのである。
この二匹の採用理由さえ頭に置いておけば構築の動かし方が分からなくて勝てないということは減るであろう。
それでは、残りの四匹について簡易的に解説とポイントを書いて行く。
・ガブリアス
今回ガブリアスをスカーフ型で採用。龍技三つある理由は一致技以外特に打つ理由が見当たらないため、用途別で使い分けができるように。ラティオスより早く行動できるため、ラティオスとの力関係を一気に逆転できる。また、カイリューにたいして舞を許してもこいつが上から押さえつける事ができる点も見逃せない。ココドラといったポケモンへの対抗策として鮫肌が選択されやすいが、砂がくれでも対龍の仕事はできるため、無理をする必要はない。
・ハッサム
シングルで存在する珠ハッサムをほぼそのまま流用できる。主に剣舞からの珠バレットパンチで相手をガンガン削り取る事が可能。電光石火はFCボルトロスに対してのカードとなるため推奨。主にラティオスかハッサムのどちらかフィニッシャーとなることが多いため、選出にもこの二匹のどちらか(あるいは両方)が絡んだものとなることが多いであろう。
・ラティオス
優秀な耐性から強力な龍技を打つ事が可能。このポケモンがダメージ感覚の中心となる事も多い。シングルプレイヤーならおそらく誰もが持っているであろうこのポケモンの強さはローテでも健在である。ただし、ローテではスカーフガブリアスの可能性を常に考慮して行動したい。
今回、特筆しておきたいことは前述の珠ハッサムのためにこのラティオスを置き土産型にすることはメリットがほとんどないことである。これにはローテーションの特性と関係があるといっても良い。というのも、シングルでの置き土産の強さは確実に起点が作れるところにあるが、ローテーションの場合、まず、置き土産が誰に当たるか分からないという不安要素がある。さらに、次に当たったとしても残り二体のメンツがハッサムの体力をガンガン削って行く事が非現実的では無く、ラティオスという駒を失ったのにハッサムが舞えず押し負けるなんて事があるためだ。
ここで念を押しておきたいがあくまで私は置き土産に対して疑念を呈している訳であり、ラティオスで補助技を打つ事自体は決して選択肢に入り得ないわけではない。壁ラティオス、もしくは追い風ラティオスといったポケモンは警戒されにくいため、勝ち筋を隠しながらプレイングする事が可能なのは一定の評価をしたい。
・キノガッサ
さて、もしかしたらローテーションバトルを経験した事がある方ならお気づきかもしれない。「ブルンゲル、めちゃくちゃ重くね?」と。
その通りである。ブルンゲルにこのままだと、一方的にジャミングされて勝ち筋を失ってしまう。(ブルンゲルについては私の過去の記事にその特性が散見されると思うが、別記事にてブルンゲルの強さとその対策、意識について執筆する。)
そこで、キノガッサを投入した。草打点がブルンゲルにきっちり入るだけでなく、マッハパンチにより鋼を含む並びに強く出る事ができる。行動保証のために襷を持つのは、ブルンゲルに対して最低一回はこいつを無理矢理にでも対面させないといけないためである。
採用理由が採用理由なだけに、こいつの扱いには慎重になりたい。というのも、こいつを失ってブルンゲルがピンピンしている状況ではブルンゲルへの打点に乏しいこの構築ではすぐに詰みルートへと直行してしまうためである。そのため、こいつは対ブルンゲルとしてのカードであるという事を常に意識して立ち回りを組みたい。
以上。後日、不足があった場合追記を行う。
追記:暇で仕方ないのでローテでよく見かけるポケモンの警戒ポイントを追加しておく。
・ブルンゲル
この構築の鬼門。呪われボディと溶けるによってこちらの勝ち筋を塞いでくる。また、自己再生によって呪われボディの施行回数を稼ぐことも可能。シングルでは強い脅威として警戒されないが、ローテーションでは真っ先に警戒したいポケモンの一匹。意識するべきポイントは、特殊電気打点を入れるか、バンギラス・キノガッサといったブルンゲルを潰す事のできるポケモンを採用することである。ただし、バンギラスの場合ハチマキでないとHBブルンゲルを確殺出来ない事に留意したい。
・バンギラス
襷と鉢巻が経験上、大半を占めている。スカーフはさほど利点が無いため強く警戒するポケモンではないであろう。(スカーフを巻いても遅いため)
襷バンギラスの場合、キノガッサのタネマシンガンのような技以外では基本的に2発攻撃が必要になり、一撃をもらう事がほぼ確定している。詰めの場面で相手のバンギラスの襷に泣かされて逆転することもしばしばなので気をつけたいところ。
鉢巻バンギラスの利点は噛み砕くの威力が増大し、ヒードランの身代わりを許さないところにまでいきつく。こちらのポケモンが高速しかいないとトリックルームから噛み砕く2発でほとんどのポケモンを飛ばしてくる上(半減は除く)トリル返しをするクレセリアやブルンゲル、サマヨールといったポケモンにたいして強烈な打点となるため、厳しい状況になることもしばしば。
ポイントはハッサム、キノガッサ、ローブシンといった強力な先制技をもったポケモンならトリルから動いてくるバンギラスを含めて対応できること。トリックルーム下ではナットレイを使うとこちらが優位に立てるため、こちらも候補に上がる。
・ボルトロス(FCもここに記載する)
化身ボルトロスの場合はシングルにもいるような襷をもった型から早さを生かした眼鏡型、さらにはカイリキーの爆裂を15/16で身代わりが耐える図太いボルトロスなど、型が多岐に渡る。ただし、シングルほど強烈な強みが有る訳ではなく、電磁波でSを落とそうとしたらガブリアスにぶん殴られるということもよくあることなので安易な運用は避けたい。
化身ボルトロスの型についてはハンゾー氏のおきらくらくしょ~から拝借した
FCボルトロスについては電気を無効にしながら強力な電気打点を打つことができるため、耐性面、攻撃面でみても素晴らしいカードとなり得る。オボンを持たせて耐久調整を施し行動保証をさせたものから眼鏡型(さらに眼鏡型の場合通りが強いめざ飛行やあくのはどうが飛んでくることがあるから注意されたし)、あるいは私が個人的に一番恐れている悪巧み型など化身同様多様性がある。
ポイントは上から竜の打点で葬り去る事である。とはいえ、スカーフガブのドラゴンクローではオボンが入ると三発も必要になるため、眼鏡ラティオスの龍の波動2発などで対応したい。
・ガブリアス
王者。それは絶対にして至高。
真面目に書くならばどんな型であってもガブリアスである限り力を発揮するというとんでもないポケモン。砂がくれで「避けろピカ○ュウ」するものもいれば、ハチマキでひたすら殴ってくるものあり、さらには剣舞で怒涛の攻めをみせるものあり、そうかと思えばスカーフでドラゴンキラーしてくるものありと可能性が多岐に渡る。
対抗策はこちらもガブリアスを使う事。そうでないのならガブリアスの攻撃を耐えて一発で倒せるもの(ここで注意したいのはガブリアスを含む並びに通りやすい打点で有ることが必要となる)
・カイリュー
ドラゴンダンサーさん。龍の舞で素早さをとり上から殴ってくるものがほとんど。強力な龍技は下手な耐久のポケモンだと次々と落とされ、舞を重ねさせる愚行を犯せばトリックルームが無い限り逆転は厳しい。龍の舞を防ぐ手立ては挑発か、もしくはマルスケを貫通してそのまま何もさせずに潰すくらいしかない(電磁波による行動不能は除く)
そのため、意識するべきは一回舞われてもどうということはない並びを作ることである。その点でクレセリアは龍の舞ジュエル逆鱗を耐えてトリックルームが貼れるし、スカーフガブはそもそもS関係を譲っていないから有効である。
ただし、カイリュー側は絶対に舞う必要がなく、高速アタッカーばかりを並べるとトリックルームからそのまま殴ってくることもあり安直な高速固めは危険。
・ラティオス
早い、高火力を体現したポケモン。基本は眼鏡運用であるが稀に補助技を打つものがいる。ローテでのダメージ感覚を掴む指標としてよく出てくる。
対抗策として一番良いのはバンギラス。シングル以上にラティオス自身にバンギラスを倒す手段がない。ただし、ラティオスの取り巻きが当然のようにバンギラスに強いので注意。次点でスカーフガブリアス。ブルンゲルなどで呪ったり、ハッサムの剣舞バレットで射程に入れるのも。
・ヒードラン
ローテの鋼で一、二を争う人気度。それは鋼でありながら相手の鋼を葬れる点にあると思われる。(ただし、この利点は鉢巻コバルオンも有している)
風船で非常に良い耐性から削り役になったり、身代わりを貼ることで詰めてきたり(ヒードランの身代わりが半減などで壊れないため。例をあげるとガブリアスのドラゴンクローを一回受け止めて龍の波動を入れると、身代わりが有る限りガブリアスはヒードランに縛られる事になる)あるいは風船ではなくヨプをもっていたり(キノガッサおよびコバルオン意識)オボン、残飯、ゴツメなど、持ち物が読めないポケモンである。
対策が面倒なポケモン(ハッサム、ナットレイ)に対して身代わりを残しやすいため、これらのポケモンを使う時は注意したい。また、この
対抗策として鉢巻コバルオンを使うという手がある。鉢巻インファイトでH193ヒードランを飛ばせる。また、水タイプおよびバンギラスには優位にどうしても立てないのでこれらを組み合わせると自然と脅威が減る。
・キノガッサ
テクニシャンキノガッサの解禁はローテのキノガッサ氾濫の合図であった。ローテでキノガッサを使う場合はテクニシャンほぼ一択である。何故ポイズンヒールが採用圏外かというと、単純にキノガッサ程度では遅い事、対面の安定しないローテではハメ性能が皆無な事、耐久に振ると圧力が全く確保出来ない事が上がる。
その点テクニシャンは火力を増大させ、強力なアタッカーとしての運用を可能にし、タネマシンガンの威力、範囲がローテーションで強いブルンゲル、バンギラスといったポケモンにかなり入るため、これを採用しない手立てはない。
よく見かけるのは襷型で、次点で珠をもったガッサを見る。オボンやラムを持った変わり種も
対抗策としてはやはり上から葬り去ることであるがバンギラス同様襷の可能性が高く、襷ほうしでこちらのポケモンを機能停止にしてくることまで考えるとラムを持たせたクレセリアなどで殴ってから上から殴るなどの工夫がいる。シャンデラの場合身代わりを貼ると安定する。
・ナットレイ
ひたすらうざい。豊富な耐性で攻撃を耐えてきてこちらを削ってくる。また、のろいで詰めてくる型もあり、対策を忘れてはいけないポケモンの一つ。
対策としてはヒードランなどで焼き払うか高火力格闘で潰し切るしかない。もしくは積み等倍(剣舞地震、破りつららばり)で強引に突破する方法もあるにはある。また特殊方面の積み技はナットレイに無いので、悪巧みなどで押し切る手もある。
・ハッサム
剣舞する事によって鋭いライフル銃弾を撃ち込みポケモンを殺戮するキラーマシーン。珠剣舞バレットは割とシャレにならない威力であり、甘えた選出をすると一瞬で全滅なんてことも。
対抗策としてはバレットや虫食いに対する抵抗があるポケモンで削り取る(ブルンゲル、ボルトロスなど)か、ヒードランのようなポケモンで焼き払うなどがある。
・シャンデラ
小さくなってくる。
上から殴り飛ばさないと、地獄を見る。
・カイリキー
ゴーストでスカすか、ラティオスの眼鏡サイコキネシスで潰す、もしくはラム神秘といった策が有る。ただし個人的にラム神秘は好きでは無い。
・トゲキッス
悪魔。怯んで死ぬ。
対抗策としてはボルトロス、バンギラスといったポケモンで沈黙させたり、スカーフガブリアスのドラゴンクロー+ハッサムの珠バレットで倒す、後はブルンゲルがいるだけで呪われの恐怖に怯えさせられるためオススメ。
・ココドラ
弱い
鮫肌ガブリアスやキノガッサ、もしくはゴーストタイプが入ると自然とどうにでもなる。
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